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おすすめの推理小説ランキング

おすすめの推理小説ランキング

おすすめの推理小説、ミステリー小説を独断と偏見で勝手にランキング形式で紹介しています。
ちなみに当サイト管理人は特に文学的な才能があるわけではないので、プロ向け、玄人志向の作品よりも一般ウケしている人気作品を中心にセレクトしています。
「次に何を読もうか」と推理小説を探している方には、「是非!読んで欲しいメーター」を参考に選んでもらえればイイかなと思っています。少しでもおすすめの推理小説を探している方の参考になれば幸いです。

<ランキング基準−是非!読んでほしいメーターの目安>
是非!読んでほしいメーター
評価:星5つ 超おすすめ!★5つは全部読んで欲しい!
評価:星4つ 面白い!是非読んでほしい作品
評価:星3つ 時間があれば読んで欲しいというレベル
評価:星2つ イマイチかな?好みが分かれる平均未満の作品
評価:星1つ 読んでいて失敗したと思った1冊
※あくまでも当サイト管理人の独断と偏見による評価です。
作家の方、出版社の方と何の利害関係もないので、気に入らない作品には結構辛口だと思います。
しかしながら、当然ですが当サイト評価は何ら効力を持つものではありません。とにかく皆さんの推理小説選びの参考になれば幸いです。

十角館の殺人<新装改訂版> 綾辻行人

是非!読んでほしいメーター 評価:星2つ

十角館の殺人<新装改訂版> 綾辻行人
文庫本:2007年10月

新本格ミステリーを知るための名作

人気のあるミステリーの名作「十角館の殺人(じゅっかくかんのさつじん)」の新装改訂版です。
オリジナルは推理作家、綾辻行人のデビュー作品で、1987年に出版されたました。日本ミステリー界に大きな影響を与え、新本格ミステリーブームを巻き起こしたとされる超有名な作品です。
おすすめの推理小説という特集では必ずといっていいほど名前の挙がる作品です。
・・・と、これだけ評判のいい作品なので楽しみに読み始めてみましたが、正直なところ、あまり面白くなくて引き込まれることもなく、なかなかページが進みませんでした。
とりあえずミステリーの名作なので完読しておきたいという気持ちが支えとなって読み進めることができました。

衝撃の一行にはインパクトがあったものの、ダメ出しポイントを挙げるとキリがない。

登場人物の描写が薄っぺらくて、個性がなくキャラクターが掴めないため、ストーリーに思い入れができない。
また無人島にみんなで合宿?という無理矢理な感じが否めない条件設定もイマイチでした。
巷の評価では絶賛されている「ストーリーの真相を突く衝撃の一行」は、確かにインパクトがありましたが、種明かしのトリックに「あっ、そんな手があったか!」と鮮やかに読者の推測を裏切るという感動がなく、アリバイ工作に犯人が寝る間を惜しんで頑張りましたみたいな感じで、読後の爽快感やスッキリ感がありませんでした。

イニシエーション・ラブ 乾くるみ

是非!読んでほしいメーター 評価:星3つ

イニシエーション・ラブ 乾くるみ   イニシエーション・ラブ 乾くるみ
文庫本:2004年3月

「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー・・・か?

内容は恋愛小説ですが、人気ミステリー作品とも紹介されています。文庫本カバーに「最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。」と記載されていることがミステリー小説といわれる所以かもしれません。
1980年後半(1986年〜1987年)のバブル真っ只中の静岡、東京を舞台としていて、懐かしいと感じる大人がいる反面、今の若者が読むとちょっと時代錯誤な感覚を抱くかもしれません。

過剰な期待は禁物。種明しを知って二回目を読みたくなるかどうかが評価の分れ目

大どんでん返しの最後からの二行目を楽しみに読み進めましたが、やや過剰な性描写に辟易とする部分がありました。
理解力のなさが問題なのかもしれませんが、読んでいる途中で「あれ?何かおかしいな?」という微妙な違和感を持ちつつ、最終的に最後からの二行目を読んでも「結局どういうこと?」と意味が分からず、解説を読んでも意味が分からず、ネットでネタバレを調べて、「あぁそういうことか・・・」とやっと分かるという感じでした。確かにどんでん返しですね、微妙な違和感はスッキリしました。
種明しを知って二回目を読むと全く違った感じで読めると思いますが、「必ず二回読みたくなる」というのはどうでしょうか?
面白い作品だとは思いますが、「必ず二回読みたくなる」という過剰な期待は禁物です。

アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎

是非!読んでほしいメーター 評価:星1つ

アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎   アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎
単行本:2003年11月
文庫本:2006年12月

評価が高いので読んでみました。

本屋襲撃やペット殺しの犯人との遭遇、追跡、HIV感染など、刺激的で面白そうな題材が満載にもかかわらず、どこか緊張感のないストーリー展開に辟易としながら読み進めました。
結局、どこが面白いのか、まったく分からないまま読み終わりました。

期待外れ!読解力の問題?

当サイト的には最低評価。読んで失敗した作品でした。
ただ世間的には非常に高い評価をしている人が多い、面白い作品という評判なので、単に当サイト管理人の読む力の問題?と疑ってしまうほどのギャップでした。
当分の間、伊坂幸太郎さんの作品は手にしないと思います。