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腕時計−機械式かクォーツか

2010/10/11

ちょっと高級な人気ブランドの腕時計が欲しくなって調べていくと必ずといっていいほど、「機械式か?クォーツか?」で悩むと思います。当サイト管理人も悩みました。その悩みに対する正しい答えというものは存在しませんが、腕時計選びの参考になれば幸いです。

機械式腕時計のメリット・デメリット?

一般的な高級ブランドの人気腕時計は、ほとんどが機械式です。腕時計に詳しくない人は、機械式のメリットって何なんだろうと思うと思います。機械式とクォーツを比較して、メリット・デメリットを紹介していきたいと思います。

精度を求めるなら、クォーツ

機械式の精度は、一般的なもので日差±5〜10秒、優れたものでも日差±1秒程度です。それに対して、クォーツなら1万円前後の安価なものでも月差±20秒、優れたものなら年差±10秒という驚異的な精度の腕時計も存在します。

機械式は定期的なO/H(オーバーホール)が必要です。

機械式腕時計は、2〜3年に一度程度、定期的なO/H(オーバーホール:分解掃除)が必要です。O/Hが必要な理由ですが、機械体部品の保油状態が悪くなったり、潤滑油が劣化したりして磨耗が発生したりするからです。
O/Hの費用は、店舗によって異なりますが2〜4万円ぐらいが相場のようです。もちろん部品の破損などがあれば追加料金となります。クォーツ時計にもO/Hは存在しますが、機械式のように定期的に必要というわけではないのが一般的です。

それでも機械式を選ぶ理由。機械式の魅力。

ここまでだと機械式を選ぶメリットは何もないような気がします。普通の人ならそう思うでしょう。しかし、世の中で人気のあるロレックスやオメガなどのブランド腕時計はほとんどが機械式です。
機械式の魅力は、複雑なメカをひとつひとつ腕時計職人が作り上げる味わいや個性。クォーツにはない秒針の動き(クォーツは1秒刻みで動きますが、機械式は1/6秒刻みや1/10秒刻みで細かく動きます。)など数値では表せないものが機械式腕時計の魅力です。
O/Hが必要で手間が掛かるのも機械式の魅力であり、日差でズレるのも機械式の味わいのひとつです。セカセカと秒刻み・分刻みで動かないといけない現代社会で「正確に動かないことを許容する」寛大さが機械式腕時計に惹かれる理由のひとつなのかも知れません。
つまりは、機械式の魅力とは趣味の世界であり、自己満足の世界なので、何人も否定できない価値観なのだと思います。

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